2005年 05月 03日
ラインホルトメスナー自伝 ~自由なる魂を求めて~
c0067646_0371594.jpg自然と、そして自分と向き合うためにひたすら登りつづけるアルピニスト、ラインホルト・メスナーが、山への情熱をいだきはじめた幼年時代から無酸素登頂への挑戦、8,000メートル峰全登攀を経て、やがて旅に心の安寧を見いだすまでをつづった本格的自伝。
MARKYさんからの紹介で、同じくメスナー著の「ナンガ・パルバート単独行」とあわせて読ませていただきました。2年前になりますね。
心に残ったのが「----山においても、人生の他の局面においても、人間というものは冒険家のように不確実な状況へ飛び込み、その不確実性に打ち勝つための努力をすべきである----」
という一文でした。冒険家は、決して無謀ではなく、ありたい姿(登頂)を目指して、論理的に十分な計画と準備を経て、人間としてできる限りの努力をした上ではじめて、大自然の「不確実性」に飛び込むんだと知りました。

山に向かい合って、自分の本質と向き合っていくという感覚や世界に触れた貴重な本でした。どこかコア・サーファーなどの言葉にも共通してくると思いませんか?山や海という空間的・競技的区別を超えて、自然に向き合う人間はみな、共通したものを体感していくのでしょうか。

●信じるということと確認すること。
行動やあり方による結果が論理的にわかる場合は、「信じる」のではなく「確認」することですね。行動やあり方による結果が論理的に、経験的に不明または不確定なときにはじめて「信じる」という世界になるのだと僕は思うし、整理しています。メスナーはまた、単に信じて冒険するだけではなく、信じる世界に向かって人間として最大限の努力をせよと言っています。とても勉強になる本でした。
信じることを大切にした、努力家になりたいものです。

★Markyさん、素晴らしい本を紹介してくれてありがとうございました。

[DATA]
●ラインホルトメスナー自伝 ~自由なる魂を求めて~
●出版社: TBSブリタニカ
●Reinhold Messner (原著)
●松浦 雅之 (翻訳)
●価格: ¥2,548 (税込)
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by ippo2010 | 2005-05-03 00:45 | ■楽しむこと


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