「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ」
有名な平家物語の冒頭部分。そこに登場する「沙羅双樹」という樹に出会いました。
開成町の西福寺にある沙羅双樹(写真)は、大きくて貴重なものだそうです。
栄枯盛衰を示す物語の冒頭に登場するこの樹を前に「変わるもの、変わらないもの」へ思いを馳せました。
それにしてもこの冒頭部分、見事なリズムですね。
言葉ってすごい。文学的技法を知らないから何一つ解説できないけど、
感動することはできますよ。
by nao