僕たちはどんな立場になろうとも、また置かれようとも、「選べる存在」ではなくて、与えられた中でベストをつくすことが求められます。
「
大きな計画、目的があり、今の事柄には意味がある」
これがどれだけ安心させて、どれだけ頑張ることができることでしょうか。
組織で動くとき、相手に仕事を頼むときには是非共有したい目的、使命ですよね。
昔は先輩が絶対で厳しかったけど、その分先輩も後輩の面倒をカラダ張って考えて守ってくれていたものです。「この人が言ってるんだから」って思えた。残念ながら今の時代は成果主義、個人評価化、株主優先目線化、短期評価化する経営の中でその関係も希薄になりがち。だからこそ、自分自身で目的、意味を見出すチカラの重要性が増していると思います。自分でそれを見出すチカラは必要だけど、どうしても自分では意味が見いだせない状況でも「
きっと自分の人生にはこの経験が必要で、この試練・鍛錬にも意味があるに違いない」と俯瞰して思えることでもいいのだと思います。
自分らしさ、スタイル、無理しないで、スロー、自由。
これらの言葉のイメージだけが先行して若い世代の「価値観」になっていることもあるようだけど、本質的な意味で理解して実践していきたいですね。実は深くて、厳しいものですし、実は温かいものだと思います。
“
僕たちに平等に与えられている自由とは、あらゆる制約条件からの自由ではなく、あらゆる制約条件に対して自分の在り方を選ぶことができる自由である。(『渡辺和子著 人として大切なこと)』”
昨晩、お客様のお話をじっくり伺う機会があって、改めてこのことを覚えたいと思いました。
5年後、10年後の自分の為にもweblog。
by nao
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