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2005年 11月 16日
「主体変容」
「主体変容」_c0067646_232731.jpgちょっと回想ネタ混じりです(写真は七里ガ浜で酒井一郎さんに撮影してもらったものです)。

01年、KAORIがチア練習で川崎の高校に行っていた頃のこと。
僕は当時小さなKONA(1歳)を抱っこしながら学校の回りを歩いていました。ふと見ると隣の団地の敷地で、お父さんと小学生低学年位の男の子がキャッチボールをしていました。

まだ上手じゃない子供は、ボールを落したり、へんなところへ投げてしまう。
子供が失敗するたびにお父さんは「自分でとってきなさい!」って言ってた。子供は最初は取りにいったけど、だんだんシブシブになり、最後は取りに行きたくなくて泣き出し、怒られながらて帰ってしまいました。。。

この時に、僕はなんだかとってもかわいそうな気持ちで見ていたのを思い出します。

KONA6歳、KONAとキャッチボールをするのが楽しい今日この頃。
今はKONAも上手にボールを取れません。でも、我が家ではボールを取り損ねたり、変な方向に
投げちゃったときは、両方のどちらかが走って取った方が「1ポイント」が得られる変なルールがあります。
僕が真剣になって「こぼれ玉」を取りにいくようになったから、
KONAも当たり前にボールをすぐに取る習慣が身につきました。
今では、どっちが失敗しても、二人とも我先にと、笑顔&真剣にボールに向かって取りにいくんですよ。

とは言え、取りに行かないのは怒る。だから真剣に取りにいくし、「1ポイント」がもらえる楽しさもある。
気づけば、失敗したことなんて怒る気も起きないから、KONAも楽しく続けられる。

結果的に振り返ると、僕が自分からボールを走って取りにいったから、
KONAもすぐに取りに行くようになったんだと思います。もし僕が取りにいかないで、KONAに
「ボールを取って!走って!」なんて言ってるだけだったら・・・多分楽しくないんだろうなぁー。
直接言うことよりも、「やりたくなる気持ち」にどれだけ僕自身が工夫して行動するかが
大切なのかも知れません。

回想&忘れないようにweblog!



ところで、

今日、以前も紹介した原田隆史さんの講義を受けてきました。
120分、心の鐘を100万回くらい鳴らされ続けましたが、その中でとりわけ心に残った言葉がありました。

「人は、どれだけ年齢を積んで経験してきたかが重要ではない。
 生きた中で起きた問題、壁にどうやって向き合い、どうやって乗り越えてきたかが重要なんですよ」

主体変容」という言葉を教わりました。「何かを変えたければ自分から」。
また「問題が起きたら、人のせいにしないで自分が変わっていくこと」という自分自身の信条
でもあるこのことを、新しい言葉として改めて大切に感じることが出来た一日でした。

とりあえず意味不明なのは、我が家の「1ポイント」。いったい何のメリットがあるやら、いまだ不明です^^

by nao

by ippo2010 | 2005-11-16 23:39 | ■日常


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